人生の意味と目的 3
今日のブログはNaochannが担当します。
私たちが利用させていただいているしごと生活サポートセンター”みずほ”では、いろいろなプログラムが実施されていますが、6月13日火曜日は利用者の皆さんとスタッフの方といっしょに「ルーツ」というドラマのDVDを見ました。
アレックス・ヘイリーという人の文学作品を映像にしたもので、私、Naochann
はそれを読んで、感銘を受けたので、通販で手に入れました。
皆さんは読まれましたか?アフリカの現地の人がムリヤリ奴隷船に閉じ込められて、
アメリカ大陸に連れてこられるシーンなどが印象に残る名作です。
黒人の皆さんの苦悩などがよく伝わってきました。
さて、今回は、ドストエフスキーの文学作品について書こうと思います。
彼は”神の死”=「神を信じることが出来ない人間中心の社会」の到来をいち早く予言した人物でもあります。(ニーチェも彼の作品を読んでいますね)
彼の作品の多くは神を信じることができずに欲望のために生きる人や、世の中を冷笑的(シニック)に批判する人や、神を信じようとしてそれが出来ずにいる不信の人々
などが彼らの人生模様を通して、現代に生きる我々に多くを訴えてきます。
”人間中心”では、その根底となるものが何も見つからなくて、すべて人間の自由意志
に任せることしかできなくなってしまいました。
カントの”定言命法”という倫理思想も、根底には“善意思”や人間理性に対する信仰告白
にすぎなかったし、ヘーゲルも人間がすべてを把握し、改善し、作り出すことができるという理性絶対主義でした。
そして第一次世界大戦で、それらの信念が崩れ去ってしまいました。
理性的で先進的だったはずのヨーロッパで最もひどいことが起こったからです。
私たち人類の未来はどうなっているのでしょうか?どんな思想が形成されているのでしょうか?
今回のブログはNaochannが書きました