mizuho_seikatsuの日記

一般社団法人Saa・Yaが運営している生活訓練「みずほ」のブログです。週に数回更新をする予定です。

銀杏

サポートセンターでは、時折、プログラムを作文として書くことがあります。

そんな中で、今日は私りんご雨の体験を書いていきたいと思います。

 

 

「ちゃんと、20 代の女の子がすることをして。」

母に、言われた言葉でした。

銀杏を公園まで取りに行こうとしてしていたところでした。

ある日のことです。

おしゃれもせず、部屋着のまま出ていこうとする私に、母は、言いました。

悲痛に満ちた言葉に、私も混乱してしまいました。

20代の女の子がすること?

普通の女の子がすること?

普通のこと?(「普通のことをして」とも言われました。)

それは、私のことを「普通」ではないと言われた気がして、

じゃあ好きなことはできないということ?

普通のことって何?

いろいろ、頭の中を巡りました。

そして、悲しくもありました。

理解されないということは、してはいけないことなの?

どう生きていけばいいの?

途方に暮れ、私はいつの間にか、水の入ったペットボトルを母に投げつけていました。

 

「どうして、私のことを理解せずに、押し付けようとするの!?」

 

私も泣いていましたが、何より割れたガラスを泣きながら片付けていた母の姿。

申し訳なさが、心の隅にありながらも理解せず押し付けてくる母に怒りの感情が

沸いてきました。

その頃、誰かの声が聞こえたり、人が見張ってくる感覚に動けない私がいました。

そんな私を見て、「病院に行こう」と母は、言葉をかけてくれました。

 

やっと私の『今』を受け止めてもらえたような気がしました。生きててもいいんだと

思いました。

 

一歩進んだような気がしました。

私自身は病気だと受け入れてません。服薬に影響もありますが、これまで歩んできた

経験、痛み、悲しみが今の私を作っていると思うと、自分を少しだけ受け止めることが出来るようになりました。

私がたどってきた道は、無駄ではなかったんだ。そう思える道をこれからも歩いていきたいと思います。

 

最後になりましたが、

 

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